おとぎ話の作品展:
「風船職人SHINOが魅せる! バルーンアートでいっぱい おとぎ話の部屋」
福島市の教育施設「こむこむ館」主催の春の企画展示イベントとして開催。
会期は16日間、来場者11,446人を記録。開催地の新聞2誌に掲載。
初日にはステージショーもしました。
原発事故による放射線の問題で、子どもたちは満足に外で遊ぶことができていない状況のなか、心から楽しめ、わくわくできる作品展を開催したいというご要望をいただきました。
芸術は人々の心に光を与えるものであってほしい。ステータスを誇示するために利用されるのではなく、気楽に親しめるものであってほしい。そう考える私にとって、今回のご要望、オファーはやりがいを感じました。
おとぎ話をテーマにした作品を展示し、バルーントンネルや、高い天井を活かした吊りオブジェも加えて、ホールが全体で1つの作品と考えて設営しました。
「おとぎ」をイメージした配色の抽象的なオブジェと、エントランスのバルーンアーチから展示空間が始まります。
アーチをくぐり抜けると「ジャックと豆の木」が続きます。豆の木のツルは天井高いっぱいの高さ4mまで伸びています。
作品のなかで最大のバルーンフィギュアは桃太郎のディスプレイにある身長3mの青鬼。ツノが2つ、黄色いパンツを履いて、棍棒を持ち、桃太郎をギロッとにらんでます。
そして、一番人気だったのは「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家。
全てバルーンで作ったビスケットの壁、板チョコの屋根、チョコの煙突、チョコのドア。キャンディケインやイチゴのショートケーキ、こんがり焼けたクッキーにカラフルなドーナッツも付いています。
そのほか、たくさんの作品を展示しました。
この作品展について福島民報、福島民友の2誌で紹介していただきました。
企画運営を担当された株式会社アド・プロダクションさんのウェブサイトにも簡単なレポートを作って頂いています。
約250人の観客を前に、少し細かい技も披露しつつ、お子さんにステージに上がってもらい作品づくりのお手伝いをしてもらったりなど、楽しいトークを織り交ぜながら、ゆったりとしたパフォーマンスをしました。
ステージに上がってもらった子どもと一緒に作品を作ったり、身に付けたりしてもらうパフォーマンスは、会場に一体感が生まれ温かい雰囲気を作りだします。風船職人SHINOのバルーンアートショーは、技を見せるだけでなく、雰囲気を作っていくことも大切にしています。
作品展直前の数週間はハードな作り込み作業でした。現場での設営作業もあって、腕、肩、腰、全身ガチガチ。作品展初日のショーは、そんなコンディションのなかでのパフォーマンスになります。
このような状況だと、MAXの早技パフォーマンスは難しい。それでも手慣れた手つきで滞り無く作りあげていく様子は、観客の皆様からすると「あっという間」にできあがっていく印象になるみたいでした。驚きの声をたくさん聞くことができました。
「今ひねっているのは、あの作品のこの部分と同じなんですけど、わかりますか??」なんて言いながら、全く違う新しい作品を作りあげていくパフォーマンスをしたり、作品展らしい展開もできました。
全員バルーンアート展を観に来ているお客さんなので、ショーの最初から最後までちゃんと集中して観てくれていて、とても心地よかったです。
ショー終了後には、たくさんの方から記念撮影をリクエストしていただきました。
展示の設営にショーに、頑張った甲斐がありました !