毎日新聞掲載記事 of バルーンアートの達人・全米チャンピオン 風船職人SHINO イベント演出のご案内

新聞雑誌に掲載された記事の紹介
毎日新聞夕刊 2012年3月24日 高校野球に寄せた「頂点その光に」というコーナーに掲載

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頂点その先に 4
バルーンアートで全米優勝SHINOさん
人生の基礎築いて
 
 <膨らませた風船で造形するバルーンアート。東京大学在学中に始め、02年に全米大会で優勝した>
 東大入学後にジャグリングサークルに入り、友人の影響でバルーンも始めました。渋谷のハチ公前のストリートパフォーマンスで腕を磨き、大学院時代はギャラをもらう仕事も入り、学業と両立していました。
 01年に大会に初参加し、あこがれの先輩に教えを請いました。02年に出品したのは、お年寄りから子どもまで3人が金の棒をわいわい運ぶというシーンのイメージです。「全世代に楽しんでほしい。自分も海外に乗り出す」との意気込みもありました。優勝できましたが、今思うとプロへの登竜門ですね。実績がないとビジネスにはできないし、他の参加者からも「早く稼げ」「PRパンフは作ったのか」と言われて後押しされた。

 <東大では都市空間が研究テーマ>
 新宿で、どういう場所に人が集まるのかを調べていました。人は人がいるところにどんどん集まる傾向がある。ハードではなくてソフトが大切。人を楽しませる今の仕事と、「魅力ある空間作り」という点では重なっていると思います。

 <どんなに立派な作品も、しばらくすればしぼんでしまう>
 見た人には強い印象となって残るし、自分も次はもっとうまく作れる。1つ1つ真剣にやれば心の中にちゃんと残る。風船をやっていて思いますね。
 技術にこだわってひねり過ぎると、バルーン本来の素材の良さが損なわれる。技術と芸術のバランスをどう取るかが難しい。コンテストで出した作品や技術はまねされますし、最近はすぐに動画サイトで公開され、競争も激しくなっています。バルーンはマイナーな分野ですが、もっと盛り上げていきたい。

 <高校野球の魅力とは>
 1つのことに真剣に打ち込める高校野球は素晴らしい。魅力ある人になって、人生の礎を築いてほしいと思います。

【聞き手・平野光芳】