日経MJ掲載記事 of バルーンアートの達人・全米チャンピオン 風船職人SHINO イベント演出のご案内

新聞雑誌に掲載された記事の紹介
日経MJ 2007年12月5日 匠ファイルのコーナーに掲載

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風船でパフォーマンス 動き派手にわかりやすく


風船を折り曲げたり組み合わせたりして、様々な作品を生み出すバルーンアート。イベントなどを盛り上げるパフォーマンスや装飾アイテムとして人気が高まっている。本場の米国大会で日本人として初優勝を果たしたSHINO氏は、「風船職人」を自称する国内バルーンアート界のパイオニア的存在だ。

 「15分のパフォーマンスの準備に数日かかることもあるが、観客に楽しんでもらうことを考えれば苦にならない」。そんなSHINO氏の元には、様々なイベントの出演依頼が舞い込み、時期によっては休みが取れない多忙な日々が続く。

 バルーンアートは、細長い風船をひねって折り曲げ、色々な形状を作っていく。単なる棒状の風船が、軽快な手さばきで様々な作品に変わっていくパフォーマンスは大道芸などで見かけることも増えてきた。SHINO氏はビジネスとして成立させている国内では数少ないプロの1人だ。

 学生時代から「ジャグリング」と呼ばれている街頭パフォーマンスを手掛けてきたが、目立つ動きで観客の目を引きやすいバルーンアートに着目。街頭でのショーを積み重ね、さらに本場である米国の第一人者に教えを請うなど腕を磨いて、2002年2月に開かれた全米大会で優勝。日本人としては初の快挙だったという。

 こうした実績を生かして街頭パフォーマンスだけでなく、企業などが開くイベントを盛り上げる演出の1つとして、バルーンアートを提供するサービスを本格的にスタートさせた。
 イベントの規模や予算など依頼内容に応じて、演出手法にも工夫を凝らす。観客が少なければ即興で作った作品を1人1人に手渡すこともあるし、舞台の上などでいくつもの風船を組み合わせた複雑な作品を作り上げるパフォーマンスも得意だ。

 最近は特に数百人規模のイベントでの演出に力を入れている。大人数の前で楽しめるパフォーマンスにするには「動きを大きく派手にして、わかりやすくするなどの配慮が必要。これが技術の幅を広げるきっかけにもなる」。

 当初はイベント運営会社などを介した出演依頼が中心だったが、実績を積み上げるにつれて、企業の担当者や個人が直接コンタクトをとるケースが目立つようになった。毎年同じイベントに呼ばれることも増えているという。
 プロに徹してパフォーマンスを演じきる姿勢が信頼を獲得する原動力になり、ビジネスとしての基礎は固まってきた。

 観客を前にした実演だけでなく、イベント会場を彩る装飾品として作品を提供するなど、活動の場は広がっている。「手品のように様々なスタイルの演出に対応できるようにして、バルーンアートの社会的認知度をアップさせたい」。さらに新境地を開拓する意欲をみせる。(上田哲也)


SHINO
本名は篠崎高志氏。東京都出身。東大農学部在学中にジャグリングを中心とする大道芸グループを立ち上げ、街頭パフォーマンスを展開。2000年からは単独でバルーンアートを演じるパフォーマーに転身。2度目の全米大会出場で優勝の栄冠を手にし、欧州の大会でも上位入賞。ホームページ中心の営業活動で幅広い顧客を獲得している。