業界紙掲載記事 of バルーンアートの達人・全米チャンピオン 風船職人SHINO イベント演出のご案内

新聞雑誌に掲載された記事の紹介
イベント業界誌
月刊イベント・レポート(インタークロス研究所) Vol.316 2008年10月号  特集TOPICSのコーナーに掲載

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子どもも大人も夢中になるバルーンアート&パフォーマンス

 アーティストでありパフォーマーのSHINOさんは、細長い風船をひねって作品を作る"バルーンツイスター"。バルーンによる会場装飾だけでなく、イベントでの実演パフォーマンス、マスコットキャラクターをバルーンで作るといったオーダーメイド、出張バルーンアート講師を行っており、SHINOさんの元には行政イベント、企業やホテルのパーティーなど、さまざまな出演・制作依頼が舞い込む。
 実はSHINOさん、バルーンツイスト界の本場・アメリカで開催された国際大会で、日本人として初めて優勝した輝かしい経歴の持ち主。そんな実力者を周りが放っておくはずもなく、これまで「ぷっすま」(テレビ朝日系)や「きよしとこの夜」(NHK総合)などのテレビ番組で技を披露したほか、各種メディアの取材も多数こなす。注目度は増すいっぽうだ。
 「作品制作ではバルーンの持つ素材感を活かし、複雑すぎず、単純すぎないバランスを大切にしています。また、パフォーマンスで魅せる作品はプロセスの面白さにも気を付けています」とSHINOさんは語る。パッとひらめいた発想を形にするまでの時間が、他の素材に比べると短くて済むバルーン制作。いっぽうで、割れるなど他の素材に比べて制約が厳しい中で、表現方法を考えることが作品制作の醍醐味だという。「バルーン作品はコーティングをしない限り長時間、形が持たないので、仕事の準備は直前に集中します。同じものも毎回作り直す必要があるので、作品が残らないのはよくもあり苦労する点でもあります。腕がパンパンになって肩こりがひどいのは職業病でしょう。結構、辛いです(笑)」。
 世界チャンピオンになったSHINOさんには、思い出深い作品がある。「2001年に初めて全米大会へ行ったとき、当時、憧れていたバルーンアーティストのパトリック・ブラウンさんに作っていただいたキャプテン・フックを模した作品です。わずか30cm程度の高さの、とても小さいフィギュアでしたが、目、髭、帽子、肩乗りオウム、義足、ブーツなどディーテイルがしっかり作り込まれていて本当に衝撃を受けました。私の原点となる作品です」。そして今、SHINOさんの創作意欲をかきたてるのは巨大バルーンアート。「5mや10mの、めちゃくちゃでかいドラゴンを作ってみたいですね。あと、最近気に入っているイラストの動物図鑑があって、これにインスパイアされて今まで作ったことのない動物を作ろうかなと思っています」。
 SHINOさんはこれまで、さまざまなステージショーで観客を喜ばせ、ときに驚かせてきた。「ステージショーの醍醐味はお客様の反応に尽きます。バルーンアートを披露するショーでは、観客の反応は、まず、のめり込むように真剣になり、しーんとなる。完成した瞬間に、拍手喝采と”あぁぁぁ〜” ”かわいい” "すごい"などの歓声があがり、作品の魅力がじわじわと観客の間に広がっていきます。この瞬間を味わえるのは、ライブならではの魅力。作る過程を見せるにしても時間がかかると間(ま)が悪くなりますから、どう工夫するか、どう見せるかを考えて、ショーの形が出来上がるまでは非常に苦労しました」。環境はステージによって異なるため、膨らますだけでバルーンが割れてしまうほどの猛暑に、降り注ぐ太陽の光とコンクリートの反射熱にさらされながら屋外ステージに立ち、割れないように何とか作品を作って乗り切ったこともあるとか。「自分で納得でき、お客様の反応も格別だったステージは今年5月に行ったKABUTOバルーンショーです。龍の速作りから始まり、和の作品ばかりを披露し、最後に等身大サイズの鎧兜を完成させるショーだったのですが、非常にやりやすい環境を整えていただき、お客様にも真剣にご覧いただけて、自分の調子も良く、三拍子揃った感じでした」。
 勢いに乗るSHINOさんに、これからの目標を尋ねた。「現在は主に、パフォーマンスや作品制作を通して販売促進イベントや企業のパーティーに携わっていますが、並行して、小規模でもいいから自ら興行を打てるようになりたいですね。また、情操教育にも関心があるので教育に関して何か役に立てればいいなと思っています」。バルーンと一緒にSHINOさんの夢もふくらむ。